皆様こんにちは。

ようこそ当ホームページへお越し下さいました。

突然ですが、皆様がイメージされるレコーディングとはどのようなものでしょうか?

一切の隙を見逃さず、様々な角度からマイクで記録、多いときなど1パートに5個や10個のマイクを配置、演奏者はモニターヘッドホンを掛け、記録した音源を最高のバランスでミックスダウンする。

このようなイメージを抱かれると思います。

これは最良の方法です。

しかし、私はこの最良の方法を採用しません。

 私は最高の方法を採用します。

その最高の方法とは、「場」を記録すること。

「場」には特異点というものが必ず存在します。

特異点を見つけるのは容易な事ではありません。

時に数学では計算で見いだします。

しかし私は数学者ではありません。

私自身の五感を使い音の特異点を見いだします。

音場の特異点とは、「その日、その時、その場所」によって様々であり、一定の方程式は存在しません。

 

この最高のポイントで聴く音楽は、それはそれは言葉に出来ないほどの感動を私たちに与えてくれます。

鼓膜は共鳴し、魂を揺さぶられるような振動が身体全体を駆け巡ります。

Live会場でこの特異点で聴かれる方は大変ラッキーな方だと私は思います。

コンサートホールなどで座席位置によって値段が違うのはこのためです。

高い席はこの特異点に当たる確率が高くなります。

それでもこの特異点に当たるのは一握りのラッキーな方です。

宝くじを買うようなものかもしれません。

コンサートホールなどのつり下げマイクは当然位置の変更はできます。

しかし必ずしも、「その日、その時、その場所」の特異点が上空にあるとは限りません。

人間には耳が二つしかありません。

ですので、私が使用するマイクは二つです。

 耳と同じ。

その二つで「その日、その時、その場所」の最高の特異点を見つけ出し、「その日、その時、その場所」の音場を記録します。

再生環境さえ整えば「その日、その時、その場所」を再現させることができます。

これはとても素敵な事だと私は考えます。

この「場」の特異点を記録するということは、単に「音楽」を記録するだけではなく、「想い」までも記録できると私は信じております。

最良の方法は当然最良の結果を得られます。が、私は皆様に最高の方法をご提案するとともに、皆様の「想い」と「その日、その時、その場所」、音場というロマンを記録するお手伝いをさせていただければ幸いです。